「そもそも」名刺のはじまりは、訪問先の家の人が留守で、訪問したことを伝えるために、そばにあった木の札に自分の名前を書いて戸口に刺して帰った、のが始まりだとか。
名刺なんてさ、名前と連絡先がわかれば、そもそもOKなんだよね!!
ちっさい紙面どけど、私たちやまたに家はすっごくこだわる。
記憶に残らない名刺交換のせつなさ
私が名刺にこだわるきっかけはお勤めデザイナー時代にさかのぼる。
バブルが崩壊し、広告業界が冷え込んできた頃、社長と共に新規開拓!と色んな会社を回った。
様々な会社を回り・・・いっぺんに何人もの人に会って・・・・。
誰が誰だかわからなくなった。(スーツノオジサンダラケデミワケガツカナイゾ!)
心の中で「スーツのオジさんだらけで担当の方の顔を覚えていない…ど〜しよ…」…ちょっと焦る。
いざ!訪問!!!
互いにちっとも、記 憶 に 残 っ て な か っ た!!
・・・・先日の名刺交換に意味はあったのか???? 寂しさと虚しさと、、、お互いさまと(笑)
せっかくのご縁につながるご挨拶に記憶に残っていないって、これでいいのかな?
仕事にはつながったけど、なんだかせつない気持ちが残った。
はじめましての時、私の印象の爪痕を残したい!!
その頃、会社では社長が営業も兼ねていたので、デザイナーたちはお客様とそんなにやりとりしていなかった。
広告業界、「グラフィックデザイナー」という華やかそうな肩書きをもっていたけど、スタッフはみな地味でおとなし目だった。
クリエイティブ!!といってもその中にいれば
「誰でも同じ程度にできる」し、逆にできなきゃ困るわけで、このデザインは●●さんに!なんて指名はほぼなかった。
そんなわけで打ち合わせ等での個性を出すことはあえて抑えていた。
目立ちたいわけではないけど印象に残らない名刺交換のことでモヤモヤしていたある日、社長から名刺のデザイン一新を命じられた!
初対面の名刺交換で私の印象の爪痕をなんとか残したい!!と火がついた!!
どこで区別、差別化させようか?
当時はキャッチコピーのことはほとんど考えてなかった。
業界内での仕事は、互いに肩書きだけで何ができるかわかるから名前と連絡先がわかればOK!!
じゃあ、同じデザイン会社の同じデザイナーの私たちをどう区別、差別化させようか……?
私は自分の書類などのサインに自分の顔を簡潔な形にしたマークを入れていた。
それは学生時代に課題で作ったもので、
顔写真→ →デッサン→ →マーク化する、という手順を踏んでできたもの。
あ!!これ入れたいかも〜〜〜〜♪
スタッフそれぞれの顔の特徴をマーク化しよう!みんなの顔をシンプルな似顔絵マークにして名刺の名前の前に付け足した。
シンプルだけどけっこう似ていてみんなで笑った^^(さすが、私!!!)
新しい名刺をお客様に渡してみたならば
それまでお客様とは個人的な会話はほとんどなく事務的な雰囲気だった。
名刺デザインを変えてから名刺交換ではお客様の反応が変わった。
似顔絵マークが印象に残ったことからコミュニケーションが生まれた!!
おしゃべりが得意ではない内気なデザイナーも、会話ができたことでお客様との距離が縮まり、コミュニケーションが良くなり業務もスムーズになった、、、、
名刺の役割って名前と連絡先分かるだけじゃないんじゃない?
こんな小さな紙ひとつで、変化を起こすことができる!すごくない〜〜?って思った。
あなたの大事にしてることは?と、しつこく聞いてしまうのは
その他大勢で印象に残らなかった私が、名刺にちょこっと工夫したことで状況が変わっていった体験をした。コンサルティング+自作サポート+デザイン仕上げのついた自分で作る分身ホームページ!
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