赤やオレンジの毛布に暖かさを感じたり、ブルー系のカーテンに涼しさ、爽やかさを感じたり。
色によって受け取る印象は色々。
暖かい、寒い、軽い、重い、それぞれの色には見る人共通の「感情効果」があります。
色の持つ「感情効果」を知り、空間や、服装、印刷物などで適した色を使うことで、効率をあげることもできます。
今回はいくつか事例を紹介します!
暖かい色、寒い色を空間に使ったとき
暖色系の色
赤、オレンジ、黄色などの暖かさを感じる暖色系は時間の経過を早く感じさせる効果があります。
お客様の回転数を上げたい飲食店、ファーストフード店などはその効果を利用してると言われています。
寒色系の色
青、紺、緑青など冷たさや寒さを感じる寒色系は集中力を高める効果があります。
会社の事務所などは寒色系でまとめることが多いようです。
「青い部屋」「赤い部屋」2つの色の会議室を使っている会社の例
「青い部屋」では冷静な判断を求められる予算の決定や、反省会などシビアな会議を。
「赤い部屋」では自由に意見を出し合い、活発に意見交換する会議に、と色の心理効果を活用しているそうです。
軽く感じる色と重く感じる色
色の明度によって同じ重さのものでも軽く感じたり、重く感じたり。
明るい色のものほど軽く感じます。
白と黒では黒のほうが1.87倍も重く感じるというデータもあります。
ある運送会社ではコンテナの色を黒っぽい色から、明るい色に変え、軽く感じる効果を採用。
作業効率がアップしたそうですよ♪
飛出て見える色と、引っ込んで見える色
赤などの明るく鮮やかな色は大きく飛び出して見えます。(進出色)
逆に暗い濁った色は小さく、遠くにあるように見えます。(後退色)
車だど、後退色であれば実際の距離よりも遠くに見えたりするので事故発生率が高いというデータもあります。
膨張色と収縮色
「黒だと引き締まって見えるから〜〜」ってたまに耳にします。
そう、明度が低いもののほうが小さく感じます。
囲碁で使われる碁石は白に比べ黒のほうが少し大きく作られていて、これは碁盤に並べたとき、同じ大きさに見えるようにするためだそうです。
身体にも影響する色の力〜血圧・体温の変化〜 東洋大学の野村順一教授(故人)が行った有名な実験
被験者に目隠しをして、「青い部屋」「赤い部屋」に順番に入ってもらいます。
それぞれの部屋は、壁、床、カーテンなどすべて青い部屋は青、赤い部屋は赤で統一されていました。
被験者は目隠しをしてるにもかかわらず、
- 赤い部屋……血圧、体温ともに上昇
- 青い部屋……血圧、体温ともにさがる
という結果に。
視覚だけでなく皮膚(触覚)からも色の情報を取り入れています。
色から受ける印象、感情。
生活の場、お仕事の場で色の力を取り入れてみるのも、新しい発見があるかもしれません♪広告デザインのスタジオシンカー[やまたに家]
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